父さんは文旦とりに、母さんは柴刈りに

父さんが文旦とりのお仕事で
なかなか薪が作れない今日この頃

朝突然ご近所さんがやってきて
「焚き物にする木、いる？のこぎり持っておいで」と言ってくれたので
母さんは軍手とのこぎりを持って。

行って見ると、田んぼに山盛りの、森？？



家の周りの雑木を整理して切った山盛りの木
１週間後には土手を燃やすついでに燃やしてしまうというので
これを、父さんの休みまでになんとか運べる状態に

数日間、のこぎりとナタとお弁当を持って通いました！

１本１本、枝を落とし、
太い枝と、細い枝、葉っぱに分ける。
葉っぱも焚き付けや畑の肥やしに何とか持って帰りたいところ。

数日通う間、その家のおねえさんと、おばあちゃん、
その他ご近所のおばあちゃんやら大家さんまで
いろんな人がかわるがわる手伝いに来てくれて

色んな話を聞きながら。

昔うちのご先祖さんは、お城を持っていてね、
何とかの戦いで海へ出た帰りに、船がなくてね
困っていたら、カメ！がやってきて、
それに乗って帰ってきたらしいのよ～

とか

あの山の向こうに盆地があってね
盆地の真ん中にちいさなこぶみたいな山があって
それがどうしてできたかって言うと、
昔あまのじゃくが手に大きな何かを持ってやってきて
周りの人が「それを落とすなよ」って言ったら
落としていってそれが山になった、だとか

芝の束ね方を教わったり。
「これはね、かずら（ツタ）で束ねるのよ。
かずら・・探してきてあげる。ああ楽しい。
いつもは田んぼにどんどん這って来て困るくらいなのに
欲しいときにはないわ」

畦にあった葛をとってきて
太いものは縦に裂いてつかうそう。


おばあちゃん、早い！超きれい！！すごい！！
あっという間に田んぼ中の柴をまとめてくれました。

さらに旦那と運ぼうと思っていた柴たち
お姉さんと旦那さんが汗だくで運んでくれました！


ああもう、みなさん頭が上がりません。

この一週間、ほぼ初対面のご近所さんたちが
みんな手伝ってくれたり、お野菜をくれたり
すごく嬉しかったし、楽しかった。
きっと美味しいご飯が炊けるだろうな。

本当にありがとうございます。
私たちも、何か力になれますよう。