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村のあかり [住]

お正月の塩ハウス

旦那さんのお塩は、こんなきれいなハウスの中でできています。
それぞれの箱に入った海水を、毎日手でもんで出来上がっていきます。

お正月のピンとした空気。

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今年は帰省しないのかい、と村のいろんな人に聞かれて
はい、こっち(高知)におります、と答える。
あら、両親のために帰ってあげなよ、と言われると思いきや、みんな「あらそう」と、妙に嬉しそうに野菜やお米を下さる。

はて?

お正月は、あちこちから子供や孫が村に戻ってきて、普段ない子供の声が響き渡っていました。でも三が日が過ぎてみんな帰って、なんだか村全体がしょぼんとした感じ。。(うちも実家にはそんな思いをさせているのかな、、ごめんなさい)

昨日、お隣のおじいに回覧板を持って行ったら、「あいつは明日あたりこっちに戻ると言っとったが...」と心配そうに言う。あいつとは、そのまた隣の移住者で、彼は帰省していたのです。
「ああ、今電気がついてたので、戻ってきたみたいですよ。」
と伝えると、「そうか!!!」とそれはもう満面の笑み!!

本当に、一件に明かりが灯るだけで。若者が1人いるだけで。
村全体がふわっとあたたかくなる。
安心感が違う。

後継者の出て行った高齢化した村の、切なさ、不安。
でもちょっとずつ、息子さんがもどってきたり、移住者が増えたりして、希望が見えてきたような。
村の人たちにはお世話になりっぱなしだけど、あかりをつけているだけで、ちょっとは、貢献できているかな、、と思ったりしたお正月でした。

本年も、どうぞ宜しくお願い致します。

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